Berghain

 /Panorama Bar


 http://www.berghain.de/


 

Tresorが「ベルリンの表の顔」とすれば、「裏の顔」にあたるのがここBerghain/Panorama Bar(ベルクハイン/パノラマ・バー)です。観光客にも人気のTresorに比べて、ここにはベルリンのコアなクラバー(とゲイ)が大集結します。
クラブ目的でベルリンに行く人は、何が何でもここには必ず一度は行きましょう。ここに行かなければ、「ベルリンのクラブ」に行ったとは言えません。一方、「クラブにも行ってみたい」という興味本位の方は、絶対にこのクラブには近づかないでください。無難にTresor, Weekend, Watergateあたりに行かれることをお勧めします。

とにかく強烈なインパクトのある、いろんな意味で想像を絶するクラブです。
概要
廃墟のような建物を生かしたクラブが多いベルリンですが、ここもまた然りで、古い洋館を劇的に改造してクラブに作り変えています。外観はただの古い建物ですが、一歩中に入るとそこは超トリッピンな世界が広がっています。

中は大きく2つに分かれており、というか全く別の2つのクラブが同じ建物の中に同居しており、比較的大きなフロアのあるハコが「ベルクハイン」、小さな方が「パノラマ・バー」というクラブです。ただ単に同居しているだけなので、2つのクラブはDJのラインナップも違えば営業時間も異なります。
特徴
この2つのクラブの特徴は、「自由」という単語で総括できます。

1.出入りが自由

ベルクハインは金曜夜、土曜夜からそれぞれ翌朝までの営業ですが、パノラマ・バーは「毎週金曜夜から日曜夜まで36時間くらいぶっ通しで営業」というクレイジーな営業スタイルを貫いています。なので、DJのタイムテーブルを見ると、「AM10時〜12時」とか「PM2時〜5時」とか意味の分からない時間に回すDJがいて相当笑えます。
なお、この間、1度入ってしまえば出入りは何度でも自由です。土曜の夜に入って朝まで踊り、一度帰ってゆっくり寝て、夕方くらいにもう一度踊りに行く、という非常に堕落したクラブライフが楽しめる、クラバーには天国のような場所です。
あと、どっちでもいいのですが、パノラマ・バーで土曜夜に知り合ったやつが、日曜の夕方に行くとまだ同じ場所で酒を飲み続けたりして相当笑えます。

2.居場所が自由

ベルクハイン、パノラマ・バーともにメインフロアはあるものの、何せ建物が巨大なので、フロア以外にもラウンジや小部屋、小さなブースなどが無数に存在しており、その中で好きな場所を選んで時間を過ごすことができます。それぞれの部屋では、人々が好きな感じでゆるーく時間を過ごしており、人の目に付きにくいブースなどでは、物陰に隠れて、いやたまに隠れずにディープな感じでイチャついてたりします。しかもたまに男同士で。
それはともかく、人は多いものの、たくさん部屋の中から好きなところで時間を過ごせるという自由さがたまりません。

3.何をしようが自由

上の項目ともリンクしますが、全体的に照明が落とされていることと、内部が広いことから、人々は本当に好きな感じで時間を過ごしています。踊っている人がもちろん一番多いのですが、他にもひたすらラウンジで喋っている人、寝ている人、異性、または同性の相方を探している人、ブースの中でコソコソ何かをしている人、イチャついている人、せわしなく歩き回ってる人、バーで飲んでる人、何かフラフラしてる人と、もうやりたい放題です。

ということで、このクラブは本当に自由すぎて、ここにハマってしまうとここ以外のクラブにに行けなくなってしまうのが難点です。
フロア紹介
大きく分けて、下記のような構成になっています。
1階:エントランス、クローク、ラウンジ
2階:ベルクハイン
3階:パノラマ・バー


まずエントランスですが、カメラチェックが異様に厳しく、カメラはまず持って入れません。(なので、このページにも写真が1枚も掲載できません)手荷物の中にカメラが入っていた場合、無条件でフロントに預けされられます(1個1ユーロ)ので、最初から持っていかない方がよいでしょう。
エントランスを入ると、いきなり気だるい、退廃的な雰囲気に満ち溢れたラウンジが広がっています。ここでいきなり本気で寝ている人とかもいますが、あまり気にせず先に進みましょう。

クローク前の階段を登って行くと「ベルクハイン」です。
ここは大きなフロアがあり、比較的普通のクラブに近い雰囲気があります。それでも、天井が非常に高く、開放感がありすぎて、ここはここで非常に面白いクラブです。
ちなみに常にゲイが多いです。

さらに横の階段を登ると「パノラマ・バー」です。(エントランス横の階段からも直接上がってこれます)
このフロアが、営業時間が36時間連続だったり、意味の分からない小部屋とかブースがたくさんあったりと、この建物中で最も面白い部分です。
言葉で書いてもあまり雰囲気が伝わらないので、まぁ一度行ってみてください。とにかく面白いところです。
ちなみに、日曜昼などはベルクハインが閉まってしまうので、エントランス横の階段からパノラマ・バーに登る階段が、クラブに向かう唯一の通路になります。
注意点
・上にも書きましたが、カメラは絶対持って入れません。そして、内部は撮影厳禁です。
携帯付きのカメラは持ち込めますが、入るときに「絶対取るなよ」とコワイお兄さんに脅されますし、実際中で写真を撮っている人は全くいないので、写真撮影は(たとえ盗撮でも)絶対やめておいた方がよいと思います。
あのエントランスでのチェックの厳しさを見る限り、カメラを構えただけで、どこかから怖いお兄さんが出てきて、折りたたみ携帯をポキッと真っ二つに割られる、くらいのことはされかねません。

・いろいろ興味を煽るようなことを書いてきましたが、日本であまりクラブに行かず、それほどクラブに耐性が無い方は本当に行かない方がよいです。あまりの退廃ぶりに、ウケるのを越して、確実にドン引きします。

・週末(特にAM2〜3時頃)は激しい入場の列ができていますので、冬に並ぶと軽く凍え死にそうになります。また、雨の日もかなりキツイです。冬、または雨の日に行かれる方はくれぐれも体調には気をつけるようにしましょう。それか、混む時間以外(夜12時くらいかお昼間)に行くことをお勧めします。
行き方
S-BahnのOstbahnhof駅下車後、徒歩15分です。
ベルリンのクラブは大体どこも場所が分かりにくいのですが、ここはその中でも1、2を争うほど場所が分かりにくいので、十分気をつけてください。初めての方は、このページを印刷するかメモって持って行った方がよいです。

まず、Ostbahnhofの北出口(川と反対側、中央駅方向から来たら進行方向向かって左手。タクシー乗り場が無い方)に出ると、目の前に、Strasse der Pariser Kommune(パリ・コミューン通り!)がずーっと伸びています。もし、出口を出てタクシー乗り場があったり、立派な正面玄関が見えたらそこは南口ですので、出て左側に歩いて行き、Strasse der Pariser Kommuneにぶつかったら、左手に歩き高架をくぐってまっすぐ歩いて行ってください。

その大通りの右側を歩いていくと、2つ目くらいの角に、「MOBEL OASE EINFAHRT」という看板が見えます。(下記写真参照)



ここを右手に曲がると、こんなゲートが見えます。



この奥に歩いていくと、左手に巨大な建物が現れるのですぐに分かります。深夜は常に行列していますが、ここまで来たからには頑張って並んで、素敵な時間を過ごしていってください。
データ
Berghain/Panorama Bar
Am wriezener bahnhof, Berlin

雰囲気:ハードコア&フリーダム
料金:通常1人10〜12ユーロ
カメラ:絶対NG
身分証明書:たまに要
最寄り駅:Ostbahnhof
地図

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(c) シトラス, 2008